哲学の歴史 11 論理・数学・言語 飯田隆 編 中央公論新社
編者 飯田隆
出版社 中央公論新社
定価 3360円(税込み)
古代から現代にいたる西洋哲学の歴史を概観するシリーズ。第11巻は、19世紀後半からの自然科学と数学の展開に大きな影響を受けて成立した哲学的伝統を取り上げる。イメージの回廊、コラム、参考文献、哲学史年表等を収録。
「論理・数学・言語」
20世紀は科学と技術の世紀でもありました。原子爆弾とコンピュータがその象徴です。19世紀後半からの自然科学の基礎づけをめぐる試みは、無限論・集合論の深化を経て、記号論理学・数学基礎論・言語哲学などの分野で飛躍的な成果を挙げ、それらがまた大胆な哲学的思考を促しました。今日最も注目を集める、論理・数学・言語をめぐる知的冒険を、科学哲学・科学史研究・エピステモロジーの歴史を辿りながら総合的に紹介します。