意味分からず困った78% 外来語、高齢者ほど戸惑う
外来語や略語の意味が分からず困った経験のある人は78%に上ることが29日、国立国語研究所の「外来語に関する意識調査」で分かった。このうち、困ったことが「しばしばある」と答えた割合は30代の12%に対し、60歳以上は3倍の37%に達し、高齢者ほど外来語に戸惑っていることを裏付けた。
調査は昨年10-11月、15歳以上の4500人に面接し、約3100人が回答した。
外来語に困ったことが「しばしばある」と答えたのは全体の24%、「時々ある」は53%。世代別にみると「しばしば」と答えたのは40代までは10%台だったが、50代でほぼ4人に1人の23%、60歳以上は3人に1人強の割合に増える。
今以上に外来語が増えることには「好ましくない」「あまり好ましくない」が55%で、「好ましい」「まあ好ましい」の37%を上回った。
「外来語を使う方か」との問いに「使う方」は16%。「使わない方」が60%と多数派で、60歳以上は80%に上った。(共同通信)
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