国語改革でブラジル風に ポルトガル“旧植民地”に合わせる
リスボンからの報道によると、ポルトガル議会は国語のポルトガル語の単語を、ブラジルで使われているスペルに合わせ変更することを柱とした言語改革をこのほど承認した。
ポルトガル語を使う約2億3000万人のうち、8割以上がブラジルに住むが、旧宗主国が旧植民地に歩み寄ることに抵抗感も強かった。しかし、同じスペルの方がインターネット検索で便利な上、ロシア語やアラビア語、中国語などと並ぶ国連公用語に採用されるという悲願の達成には、言語を統一し各国間で使いやすくすべきだとの声が上回った。
議会は、ポルトガルでは使われずブラジルで使われてきた「K」「W」「Y」の3つのアルファベットを使うことにし、発音しない子音を単語から省くなどして、数百の単語をブラジルと同じスペルにすることを承認。6年かけて実行に移す。(共同)
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