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2005年 07月 28日
生成語彙意味論 日英語対照研究シリーズ
著者: 小野尚之 出版社:くろしお出版 本体価格:3,800円 (税込:3,990円) 【目次】 序章 レキシコンの理論 第1章 生成語彙論 第2章 クオリアと多義の構造 第3章 自他交替構文 第4章 間接受動構文と結果構文の事象構造 第5章 場所格倒置構文 ▲
by ishilinguist
| 2005-07-28 22:10
2005年 07月 27日
日本語の中の「私」
2,100円 頁数 160頁 ![]() >内容紹介 日本語は、主語をおかなくとも文法的には認められる構造をもつ世界的に珍しい言語だと言われる。これは日本人の没我や滅私の精神の表われとする考えもあるが、「私は」という形で主語が顕在しなくとも、「私」の空洞化を意味するものではない。本書は、気鋭の英語学者が日本語の構造の特徴を考察しながら、主語=「私」の表出のあり方について大胆な仮説を試みる。明石康先生(元国連事務次長)推薦の書。 「日本語の本質に迫る大胆な仮説――わが国の国際化に横たわる問題を鋭く衝いている」明石 康 >目次 第1章 「私」ということ 第2章 内在する「私」 第3章 日本語における「私」 第4章 西田哲学の中の主客 第5章 時枝文法論における主客 第6章 第四人称案 第7章 受け身文再考 第8章 実例の考察 終章 結語 ▲
by ishilinguist
| 2005-07-27 22:18
| 書籍・雑誌
2005年 07月 27日
文献からみる第二言語習得研究
定価 本体価 2800円 税込価格 2940円 著編者 JACET SLA研究会 (編) ![]() 第二言語習得の研究は拡大と進化を続けている.外国語はどのように習得されるのか,という問いへの答えを探るための資料は膨大な数にのぼる.しかし本書を活用すれば,この分野の研究を効率よく始められるだろう.第一の特徴は,関係分野を広く見渡し,基本的かつ最近の動向を示す文献を集めて解説している点である.第二は,外国語としての英語(EFL)教育,特に日本人英語学習者を対象とした研究を中心に紹介している点,そして第三は,25に細分化した研究領域が総括的に理解できるような解説が各章にある点である.第二言語習得研究や外国語教育に興味ある人の参考書として,また,外国語教育学専攻の学部生の教科書として使用できる. ▲
by ishilinguist
| 2005-07-27 22:12
| 書籍・雑誌
2005年 07月 26日
日本認知科学会 第22回大会
The Japanese Cognitive Science Society 22th Annual Meeting 会期 2005年7月29日(金),7月30日(土),7月31日(日)の3日間 会場 京都大学百周年時計台記念館 地図・交通アクセス 京都大学 吉田キャンパス 本部構内 下記の要領で特別講演を開催いたします.奮ってご参加ください. 会場 京都大学百周年時計台記念館 百周年記念ホール 特別招待講演 「人類学からヒト学へ」 総合研究大学院大学葉山高等研究センター 尾本恵市氏 7月30日(土) 17:00-18:50 演者は、自然人類学を学び、現代人集団の遺伝的多様性に興味をもち、とくにアジアの先住・少数民族の起源についてフィールドおよび実験室で研究してきた(分子人類学)。人類学の対象は、ヒト科に属するすべての種類である。そこでは、化石や骨格の形態、考古遺物、霊長類等が実証的研究対象の主流で、遺伝学や行動学、脳研究などが果たす役割は限定的である。また、従来の人類学では現代人(文明下のヒト)の直面するさまざまな問題(人口、環境、平和、人権等)に対してはほとんど発言できなかった。近年、人類進化の全体像が見直され、現代人を含むヒト(Homo sapiens)が約20万年前に生じた新しい種で、他の人類には見られない個体発生や行動上の特異性をもつことが明らかにされた。これによって、現代人を対象とし、自然から文化・社会現象に至る諸問題を包含する新しい実証的総合学(ヒト学)が可能になった、と演者は考える。 招待講演 「ワーキングメモリに関わる前頭連合野の神経機構」 京都大学大学院人間・環境学研究科 船橋新太郎氏 7月29日(金) 13:30-15:00 ワーキングメモリとは、情報の一時的な保持と同時に、保持している情報の処理や 操 作に関わるメカニズムと考えられている。このメカニズムが前頭連合野外側部の 働き と密接に関わっていることが知られている。視覚刺激の呈示された位置の一時 的な保 持や処理を必要とする課題を用いて、ワーキングメモリに関わる前頭連合野 の神経機 構を明らかにする研究を紹介し、どのような仕組みで情報が一時的に保持 されるの か、保持されている情報はどのように処理されるのか、情報を処理する仕 組みとして どのようなものが考えられるのか、これらの仕組みがどのように統合さ れてワーキン グメモリが前頭連合野で実現されているのかを説明する。 招待講演 「アンドロイドサイエンス」 大阪大学 石黒浩氏 7月30日(土) 13:50-15:20 アンドロイドサイエンスとは,見かけと動作において人間と表面的に酷似したロボッ ト,すなわちアンドロイドの開発を通して,工学と科学が融合する新しい研究領域で ある.人間を模して形作られたヒューマノイドが,どこまで人間に近づくべきか,ロ ボットの見かけと動作がどのような関係を持つのかといった問題を,ロボットを実現 する工学と,認知科学など人間そのものを研究する科学の接点において研究する.本 講演では,これまでに開発したアンドロイドを紹介しながら,どのような認知科学的 研究に取り組んでいるかを議論する. 招待講演 「チンパンジーの心の発達を追う」 京都大学霊長類研究所 友永雅己氏 7月31日(日) 13:30-15:00 チンパンジーは現生種の中ではヒトにもっとも近縁な生物である。彼らチンパンジー の社会的認知の発達過程を詳細に観察してみると、ヒトの発達との類似点と相違点が明確に見えてくる。 ヒトもチンパンジーも複数の反射的反応を持って生まれ、それらの反応を通して外界と関わりはじめる。し かし、2-3か月齢の時点で、より能動的に事物と関わるように変化する(2ヶ月革命)。その後、ヒトでは9か 月になると、それまでは「自分-他者」、「自分-もの」という2者間関係のみでの交渉が主だったのが、 「自分-他者-もの」の3者の間でより複雑な相互交渉を行うようになる(9か月革命)。しかし、チンパンジーで は、この9か月革命に相当するものが欠落しているように見える。これが、その後のより重要な発達的変化 である「心の理論」の獲得に無視できない種差をもたらしているようである。今回は、このような社会的認知 の発達の種間比較についていくつかの研究例をもとに紹介していきたい。 リンク ▲
by ishilinguist
| 2005-07-26 19:12
| 学会・講演会
2005年 07月 26日
上智大学言語学講演会
Colin Phillips 博士 (University of Maryland) How is grammar so fast? 日時: 2005年8月5日(金) 15:30-17:00 場所: 上智大学四谷キャンパス (中央図書館9階L-921会議室) 使用言語: 英語 参加費: 無料(事前申込不要) リンク ▲
by ishilinguist
| 2005-07-26 19:05
| 学会・講演会
2005年 07月 26日
公開講演会のお知らせ
来る8月1日午後2時から,英語研究に関する一般公開の講演会が開催されます。 高見健一先生「英語の諸構文と「非対格性の仮説」─Have使役文を中心に─」 秋元実治先生「複合前置詞とイディオム化」 日時:2005年8月1日(月)午後2時から 主催: 名古屋大学・国際開発研究科・国際コミュニケーション専攻・国際言語文化情報システム講座 科研プロジェクト「英語における自動詞の他動詞化に関する大規模コーパスに基づいた生成理論的研究」(代表:大室剛志) 科研プロジェクト「大規模コーパスを利用した英語の構文に関する総合的研究および構文の共起に関する研究」(代表:滝沢直宏) 会場:名古屋大学・国際開発研究科棟6階(第3講義室)地図 参加費:無料 参加申し込み:準備の都合がありますので,参加を希望される方は,メールの件名(Subject)覧に「公開講演会参加」と書いて,大室剛志までメールでお申し込み下さい。 なお,7月30日から8月2日まで,名古屋大学国際開発研究科主催の公開講座「大規模コーパスと英語研究─テキスト処理ツールを使ってコーパスの中身を見る─」が開催されます。 リンク ▲
by ishilinguist
| 2005-07-26 19:02
| 学会・講演会
2005年 07月 21日
編集 中島平三
定価29,400円(税込) ![]() 言語の研究は,ここ半世紀の間に大きな発展を遂げてきた。言語学の中核的な領域である音や意味,文法の研究の深化ばかりでなく,周辺領域にも射程が拡張され,様々な領域で言語の学際的な研究が盛んになってきている。一方で研究は高度な専門化と多岐な細分化の方向に進んでおり,本事典ではこれらの状況をふまえ全領域を鳥瞰し理解が深められる内容とした。各章でこれまでの研究成果と関連領域の知見を紹介すると共に,その魅力を図表を用いて平明に興味深く解説した必読書 ▲
by ishilinguist
| 2005-07-21 23:29
2005年 07月 19日
ことばを自由に操ることができる人間の文法知識は、以前に見聞きした発話を分類し、カテゴリー化し、ネットワーク化した総体と考えられる。この新しい文法モデル(用法基盤モデル)の考え方を紹介する。
![]() 著者紹介/著者による他の著作等 早瀬尚子(はやせ なおこ) 大阪外国語大学助教授。著書に『英語構文のカテゴリー形成』(勁草書房)、訳書に『構文文法論』(A.E.ゴールドバーグ著、共訳、研究社)など。 堀田優子(ほりた ゆうこ) 金沢大学文学部講師。著書に『認知言語学の基礎』(共著、研究社) 、訳書に『構文文法論』(A.E.ゴールドバーグ著、共訳、研究社)など。 目次 第1章 カテゴリー論の展開 1.1 古典的カテゴリー論/1.2 古典的カテゴリー論を超えて(1.2.1 共通属性の抽出、1.2.2 家族的類似、1.2.3 ファジーな境界、1.2.4 焦点色、1.2.5 ヘッジ表現、1.2.6 カテゴリーの可変性:コンテクストとの関係、1.2.7 まとめ)/1.3 プロトタイプ理論(1.3.1 プロトタイプ、1.3.2 基本レベル・カテゴリー、1.3.3 プロトタイプに基づくカテゴリー観:放射状カテゴリー、1.3.4 プロトタイプ・カテゴリー観の問題点)/1.4 スキーマに基づくカテゴリー観(1.4.1 スキーマとカテゴリー、1.4.2 ネットワークとしてのカテゴリー、1.4.3 意味ネットワーク:動詞runを例に、1.4.4 音韻ネットワーク)/1.5 結語 第2章 用法基盤モデルの理論的背景 2.1 生成文法の言語理論/2.2 認知言語学的アプローチの守備範囲 第3章 用法基盤モデルの諸側面 3.1 言語に関わる心理的現象/3.2 記号体系のネットワークとしての文法/3.3 ネットワークにおけるプロトタイプ/3.4 ネットワークにおけるスキーマ 第4章 用法基盤モデルにおける文法知識の形成 4.1 「創発」の考え方/4.2 頻度効果/4.3 トークン頻度とその効果(4.3.1 トークン頻度の保守化効果、4.3.2 トークン頻度の縮約効果)/4.4 タイプ頻度の生産性効果 4.5 スキーマの競合と可変性/4.6 類推について(4.6.1 類推に関わる類似性、4.6.2 -er名詞について)/4.7 まとめ 第5章 創造的カテゴリー:共時的観点から 5.1 複合語とカテゴリー化/5.2 生産的な語形成:混成語について/5.3 パロディ的拡張表現/5.4 まとめ 第6章 変容するカテゴリー:通時的観点から 6.1 発達する構文カテゴリー:way構文/6.2 衰退をはらむ構文カテゴリー:二重目的語構文/6.3 拡張する構文カテゴリー:have構文と(原形)不定詞補部の発達/6.4 創発するカテゴリー: 英語の疑似モーダル表現/6.5 まとめ 第7章 形成されるカテゴリー:言語獲得の観点から 7.1 文化学習としての言語獲得/7.2 「動詞の島」仮説/7.3 構文の概念と言語獲得/7.4 「構文の島」と獲得の順序/7.5 言語獲得初期における入力データの頻度効果と統語操作/7.6 保守的学習からスキーマ抽出へ/7.7 構文スキーマの立ち上げ/7.8 母語話者選択のなぞ/7.9 まとめ 第8章 認知言語学的手法再考 8.1 頻度と母語話者直観との乖離/8.2 プロトタイプと獲得順序との乖離/8.3 コーパス言語学との接点/8.4 まとめ ▲
by ishilinguist
| 2005-07-19 22:40
| 書籍・雑誌
2005年 07月 19日
小学校英語の教科化に反対 大学教授ら文科相に要望書
小学校での英語の教科化に反対する大津由紀雄慶応大教授らは19日、教科化に反対する大学教授ら50人の署名を添えた要望書を中山成彬文部科学相に提出した。 要望書は反対の理由として(1)小学校で英語教育を行った場合の利点について説得力のあるデータが提示されていない(2)指導技術を持った教員が不足している--点などを指摘。教科化は学校教育全般に影響を与える重要な社会問題だとして、慎重な対応を求めている。 小学校英語の教科化をめぐっては、中教審外国語専門部会が導入の可否について検討している。 (共同通信) - 7月19日19時40分更新 リンク ▲
by ishilinguist
| 2005-07-19 22:35
| 言語学ニュース
2005年 07月 13日
<国語世論調査>慣用句は20代以下の方が正しく使う!?
慣用句の「青田買い」や「汚名返上」を使う際、本来の言い方ではない「青田刈り」「汚名挽回(ばんかい)」を選ぶ人の方が多く、全体の4割近くに上っていることが、文化庁が12日に発表した「国語に関する世論調査」(04年度)で分かった。「やばい」「微妙」という言葉が会話の中で、若者を中心に新たな意味で使われている実態も数字で裏付けられた。 調査は今年1~2月、全国の16歳以上の男女3000人を対象に無作為に実施し、72.6%に当たる2179人から回答を得た。 慣用句の言い方では、会社が学生を早めに採用する際の言い方について、本来の「青田買い」を5.1ポイント上回る34.2%が「青田刈り」を選んだ。失敗を巻き返す「汚名返上」も「汚名挽回」を選んだ人が44.1%。いずれも20代以下の方が本来の言い方を選んだ割合が高く、年代が上がるほど逆の結果に。「青田刈り」は50代~60歳以上で11~15ポイント高く、「汚名挽回」では40代~60歳以上で10~16ポイント高かった。 言葉の意味を問う設問でも「他山の石」「枯れ木も山のにぎわい」で、本来の意味を選ぶ人は3割程度にとどまった。 最近の会話をめぐっては、「わたし的」を使う割合は5年前より7.1ポイント増の15.6%。「よかったかな、みたいな」と相手の反応を見るような言い方も2ポイント増え、15%に上った。初めて調査した「やばい」は「とてもすばらしい」という意味で使う人が18.2%。本来は、言い表せないような細かい複雑な様子を示す「微妙」を、いいか悪いかの判断がつかないときに使う割合は57.8%で、10代では男女を問わず95%を超えた。不快感などを示す際に「うざい」を使う人は17%だった。 初めて調査した表記に関する意識では(1)ハガキや手紙のあて名(2)年賀状のあて名(3)ハガキや手紙の本文(4)報告書やリポートの文章――のケースで手書きの有無を尋ねたところ、四つの場合とも「手書き派」が上回り、中でも、(1)と(3)では約4分の3以上の人が手書きをすると答えた。 リンク ▲
by ishilinguist
| 2005-07-13 22:00
| 言語学ニュース
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